抗炎症作用のあるニキビケア化粧水を選ぶ
ニキビケア化粧品を選ぶポイントの1つに抗炎症作用のある成分を配合しているかどうかで選ぶということがあります。特に化粧水はその傾向が強いです。
抗炎症作用のある代表的な成分は以下のとおり。
・グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)
・アラントイン
・グリチルレチン酸ステアリル
・トラネキサム酸
他にもトウキエキスだとかハトムギエキスといった植物由来の抽出エキスに抗炎症作用があるものが多いのでそういったものを配合している化粧水も多いですよね。
ニキビは毛穴に詰まった皮脂をエサにアクネ菌が増殖し、活性酸素などの刺激を受けることで炎症を起こしてしまうものなので、
抗炎症作用のある成分や抗酸化作用のある成分を使ってスキンケアするというのはニキビの悪化を防ぐうえでとっても大切なことです。
「水分保持力を高める保湿成分+抗炎症作用」を兼ね備えた化粧水でニキビケアできれば理想的といえます。
消炎成分「グリチルリチン酸ジカリウム」について
「グリチルリチン酸ジカリウム」は、ニキビケア化粧品はもちろん、美白化粧品や育毛剤にもよく配合されている消炎成分の1つです。
「グリチルリチン酸2K」という別名があったり、マメ科の植物「カンゾウ(甘草)」の根や茎から抽出される薬用成分ということもあって
漢方薬の世界では「甘草エキス」という表記になっていますが、効果効能は同じです。
グリチルリチン酸ジカリウムは非常に強い抗炎症作用があるのが特徴で、医薬品に配合されていることもあります。
化粧品には医薬部外品として配合されていることがほとんどだと思います。
医薬部外品って何?という人もいると思うので説明しておくと、「成分の有効性が国に認められている」ということです。さらに「効果を保障するため、
配合量が厳しく規定されている」というのも特徴になります。
医薬部外品ということを謳っている化粧品は有効成分以外の成分についても厳しい安全性試験を課せられているので肌に対する刺激や安全性については国のお墨付きを得ていると考えてもいいと思います。
グリチルリチン酸ジカリウムは作用が強烈な分、副作用もあるようなんですが、医薬部外品の場合は、
安全性に問題がないレベルで配合量や配合比率が厳しく制限されているのでそういった副作用の心配なく使えると思っていいです。
